【月間走行距離に頼るのはNG】速くなるための練習方法(メニュー)

どうも、せごまるです!

よくTwitterやインスタグラムなどでランニングの走行距離を報告している人を見かけます。

「今月は200kmを達成しました!」とか

「今年は500km走りました!」とかですね。

ダイエットなどで走行距離を目標に走っている人であれば、これで良いと思います。

ただし、フルマラソンやトラック競技などでタイムを縮めたいランナーであれば、走行距離を稼ぐ事を目的にしていてはダメです。

速くなりません。

これはもう陸上の練習でも言われていることですし、僕自身でも立証しています。

今回は速くなりたいのであれば、月間走行距離を気にしちゃダメだよって話しをしたいと思います。


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ちなみに、ダイエットで痩せようとしている人であれば、月間走行距離を稼いだ方が良いです。消費カロリーを稼げますので。

以前消費カロリーについて記事を書きましたので、走行距離と消費カロリーの関係について知りたい方はこちらをどうぞ!

ペースが遅い方が消費カロリーは高くなるのか。検証してみた

月間走行距離をあてにしてはいけない理由とは

なぜ月間走行距離を目標にしてしまうといけないか。

結論を申しますと、スピードがつかないからです。

僕のランニングの歴史の中でも月間走行距離を稼ぐ事にエクスタシーを感じている時がありました。

ウラモゲス君ウラモゲス君

どんな人間だよ

僕は1年間くらいずっと10kmを走る練習をしていたんですね。

週に最低2回以上です。

1年間続けたのですが、フルマラソンのタイムは自分のベスト記録よりも遅かったです。

また、練習で5kmのタイムトライアルをしましたが、それも全盛期の記録よりも遅かったです。

しかも、微妙に遅かったとかではなく、かなり遅かったです。フルマラソンで言えば30分くらい遅かったです。

なぜか。

スピード練習をしていないからですね。


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速くなりたいのであれば、スピード強化の練習が必須

陸上部出身の方であれば、スピード練習の大切さが分かると思います。

スピード練習は、その名の通り、速く走る練習です。

距離を短くして、いつも走っているスピードよりも速いタイムで走るんですね。

インターバル走と言われる練習がスピード練習にあたります。たまにポイント練習とか呼ばれたりしますね。

このサイトでもインターバル練習について書いていますので、良かったら参考にしてみてください。

参考記事:インターバル走にはコツがある!効果的な練習方法とは

なぜスピード練習が必要かと言いますと、体に目標とするタイムの速さをなじませないと、脚力・体力・心肺機能がそのタイムに適応するものにならないんですね。

通常、走行距離を稼ぐ系の練習は、1キロのタイムが自分の目標とするタイムよりも遅いはずです。(LSDとかビルドアップとか)

それだけの練習をしていると、目標とするタイムで走る走力が養われず、目標タイムを達成できないケースが多いです。

悪い表現で言ってしまいますと「ちんたら走る練習」になってしまうからです。

桃子ちゃん桃子ちゃん

ちんたらって。

具体例で説明します。

フルマラソンを3時間30分で走りたいランナーがいるとすると、1キロ5分で走る必要があります。

練習で10kmをキロ5分で走っていても、恐らく目標タイムは切れないです。

当然ですよね。42kmあるので、距離が長くなってバテるからです。

ですので、この目標タイムを達成するためにしないといけない練習は、1kmを5分よりも早く走る練習をしないといけないわけです。

4分50秒とかで10kmを走る練習ですね。

この練習だけで目標タイムを切れれば問題ないのですが、中には、そもそも1キロ4分50秒で10kmを走れない場合があります。

スピードがないからですね。

そんな時に、1km×3本といったスピード練習が効果を発揮します。

スピード練習を取り入れる事で、今まで走っていた1キロのタイムよりも速く走れるようになります。

ウラモゲス君ウラモゲス君

長距離ってペースが遅いから、スピード練習をしなくて良いと思いがちだけど、スピードに特化した練習をすることで、一段階レベルアップすることだできるんだな

せごまるせごまる

そうです!


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スピード練習は速さが命

このスピード練習をするときは、当然速いタイムで走る必要があります。

フルマラソンを3時間30分で走りたいのであれば、キロ5分で走る必要があるため、それよりも30秒以上早く(遅くとも4分30秒以内で)走らないとスピード強化になりません。

ちんたら走っていてもしょうがないんですね。

ですので、スピード練習は全力で臨みます。

陸上部出身の人であれば身にしみて分かると思いますが、スピード練習はきついんです。

心肺機能を圧迫させますし、全身の体力を使うので体の負荷が高くなります。

ですので、週に1〜3回程度、取り入れると良いと言われています。

この練習を日頃の練習メニューに取り入れると、いずれキロ5分で走るスピードにも慣れてきて、楽に10kmを走れるようになります。

そうなると、10kmのラップも早くなり、42kmで走る時も楽に走れるようになるわけです。

スピード練習をするとレベルがアップする

これまで月間走行距離を稼ぎまくったのに、なかなか速く走れるようにならなかったのであれば、スピード練習を取り入れる事をオススメします。

今回はフルマラソンを中心に話しましたが、学生時代によく走る800メートルや1500メートルの記録を狙う場合でもスピード練習は効果的です。

といいますか、このくらいの距離(800m、1500m、3000m、5000m)は特にスピード練習が必要です。

具体的に練習方法は以下にありますので、是非参考にしてみてください。

関連記事:インターバル走にはコツがある!効果的な練習方法とは
関連記事:ウィンドスプリントの効果と練習方法。インターバルとの違いとは

それではまた!


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