みなさん、こんにちは。

第24回 チャレンジ富士五湖、完走してきました。

今回は、前日の準備から本番までの体験をレポートします。

大会からすでに1ヶ月以上過ぎていますが、ようやく振り返る気になりましたので、このタイミングでレポートさせていただきます。

来年大会に出場される方や、これからウルトラに挑戦しようと思っている方の参考に少しでもなれれば良いなと思います。

いやー、今回はほんとにきつかったです!
 

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チャレンジ富士五湖 完走記録

目次

 
・ 本大会の開催概要
・ 前日の準備 ~大会エントリーから事前準備まで~
・ 大会当日の格好
・ レース序盤 ~スタートから30kmまで~
・ レース中盤 ~30km~60kmまで~
・ レース終盤 ~70km~ゴールまで~
・ まとめ

本大会の開催概要

まずは簡単な大会概要を紹介します!

▼大会概要
・開催日:2014年4月20日(日)
・種目:①72km ②100km ③112km
・当日の平均気温:4.0℃
・コース:山中湖・河口湖・西湖・精進湖・本栖湖
を走るコース(部門によって走らない湖あり)

詳しくは大会公式ホームページをご確認ください!

今回、私は思い切って112kmの部門に出場しました。

今まで最長でフルマラソンの距離しか走ったことがなかった私ですが、いきなり112キロにエントリーです(゜Д゜;)

112kmと言っても、実際は108kmの距離でした。

その理由は、大会の前に大雪が降り、その影響でコースが変わったためです。

ですので、実際の距離は108kmでした。

前日の準備 ~大会エントリーから事前準備まで~

 
さてさて、まずは大会前日からレポートします。

大会エントリーの受付が前日からやっていたので、私は前日にエントリーしました。

私の住まいが神奈川なので、前日の19日朝11時に車で出発して、大会会場近くのホテルにチェックインしました。

そして、そのホテルから受付が行われている富士北麓公園体育館へタクシーで行きました。

受付会場は、大会参加者のみなさんでごった返していました。みなさん前日に受付を済まされる方が多かったみたいですね。

▼会場の様子
チャレンジ富士五湖 ウルトラマラソン100キロ完走レポート チャレンジ富士五湖 ウルトラマラソン100キロ完走レポート

当日は朝4時30分スタートなので、ドタバタしないためにも、前日に済ませたほうが良いと思います。

受付はごく簡単で、ゼッケン引換証を係り員に渡してゼッケン等を交換するだけです。

他の大会と変わりませんね。

変わる点といえば、今大会は荷物受け渡しスポットが2箇所あるので、荷物入れ用の袋が2枚入っているところです。

マラソンとかの大会ですと、荷物入れの袋って普通1枚じゃないですか。

今回は、荷物受け渡しスポット用の袋2枚と、スタート時に預ける荷物1枚で、合計3枚の袋がもらえます。

この袋に自分のゼッケン番号を書き、名札のようなものを袋にとりつけるわけです。

紛失すると困るので、袋に直接、電話番号を書く人もいました。

私も書きました。紛失とかあったらちょっと困るなーと思いましたので。

*   *   *

受付を済ませてからホテルに戻りました。途中、近くの河口湖で記念撮影をしたりしました。

▼河口湖
チャレンジ富士五湖 ウルトラマラソン100キロ完走レポート チャレンジ富士五湖 ウルトラマラソン100キロ完走レポート

天気が曇りだったのが残念ですね。富士山は見えずです。

ホテルに戻ってから、早速当日の準備に取り掛かります!

何といっても、今回は2箇所の荷物受け渡しスポットがありますからね。

そこに何を置いていくのかが鍵になります。
参考までに私が仕分けた荷物の中身を紹介します。

▼荷物受け渡し用スポットの中身

■1箇所目の荷物受け渡しスポット (50キロ目)

・メダリストジェル×3個
・パワージェル×2個
・ウィダーインゼリー×2個
・カロリーメイト×1個
・Tシャツ
・長袖シャツ
・ランパン
・ブドウ糖飴
・靴下
・レッドブル(250ml)

■2箇所目の荷物受け渡しスポット (70キロ目)

・メダリストジェル×1個
・ウィダーインゼリー×1個
・カロリーメイト×1個
・Tシャツ
・長袖シャツ
・長ズボン(ウィンドブレーカー)
・靴下
・靴
・ブドウ糖飴

こんな感じでした。

どちらも着替えは一応入れておこうと思いました。

当日雨が降る予定でしたので雨対策は必要と思いました。

それと、ジェルを補充用に多めにもっていきました。

その場で食べるのもそうですし、ポーチの補充用としても必要だったので、多めにしました。

実際、全部食べたのかというと、ほとんど食べませんでした。
カロリーメイトなんて、とても食べれませんでした。
なんだかパサパサ感が喉を通らなかったです。。

あと、着替えは用意しておいて良かったです。
50キロポイントで私は上着をすべて着替えました。
おかげでスッキリしましたし、暖かかったです。

大会当日の平均気温は4℃だったので、とても寒く、汗をかいたままの衣服ですと冷えてしまいます。
4月下旬といってもまだ寒いです。

着替えは用意しておいたほうが良いです。

ただ、実力によっては何も着替えないでスルーする人もいますから、このあたりは自分の実力と練習で判断したほうが良いと思います。

私は心配性なので基本多めに持っていったっていう感じでしたね。

▼私が持ってきたエイド用の栄養食達
チャレンジ富士五湖 ウルトラマラソン100キロ完走レポート

オススメの栄養ジェルをあわせてご紹介しておきます。

■メダリスト

■スポーツ羊羹

■明治 ピットイン

大会当日の格好

 
さて、大会当日の格好をどうしたかですが、以下のようなスタイルでした。
ご参考までに。

▼大会当日の格好

■上半身 (下から着ているもの順に記載)

・Tシャツ(アディダスのランニングウェア 2,000円相当)
・長袖シャツ(kappaのランニングウェア 3,000円相当)
・長袖ウィンドブレーカー(ノーブランド 2,000円相当)
・半袖ウィンドブレーカー(ニューバランス 2,000円相当)

■下半身

・コンプレッションタイツ (ナイキのランイング用タイツ 4,000円相当)
・ランニングパンツ (アディダスのランパン 2,000円相当)

■足

・メリノウール素材5本指ソックス (アールエル 2,500円相当)
・ゲルカヤノ20 (アシックス 10,000円相当)

■その他

・ランニング用時計
・ポーチ

ゼッケンは半袖ウィンドブレーカーの上に付けました。
ですので、外から常に見える格好ですね。

このゼッケンの着ける位置ですが、結構悩むと思うのですが、
私は常に見える位置につけたほうが良いと思います。

理由は、10kmとか20kmとかの通過ポイントで係り員さんにたびたび「ゼッケン見せてー」と言われるからです。

何かの記録をしていると思うのですが、結構言われます。

なので、ウィンドブレーカーの下にゼッケンをつけていると、毎回ジッパーを開いたりして見せなくてはならなくなり、結構面倒になります。

あとは、今大会でも走行中の写真を撮ってくれている業者さんがいらっしゃいます。

その人たちはゼッケン番号を目安に撮っているので、見える位置にないと、なかなか写真を撮ってくれません(*´∀`*)

ゼッケンは見える位置に取り付けることをオススメします。

あと、当日の格好で悩むのは、ポーチですね。これは、結構私悩みました。

まずは、着けるか着けないかで悩みました。
私は腰まわりに何かつけるのが嫌なんです。。

なんか締め付けられる感じがして、ストレスになってしまうんですね。なので、タイツとかも締め付けが強いのであまり普段は履きません。

しかし、今回は100キロ以上も走るので、仕方なくつけました。
ポーチにはジェルを5つと、タブレットを3回分入れました。

ちなみに、タブレットというのは、フリスクとかミンティアみたいなラムネみたいな栄養補給食です。

軽くて持ち運びが良いので、オススメです。
ランニング用タブレットもあります。

あと、ジェルってひとつひとつは軽いのですが、ポーチにいくつも入れると重くなってしまうので、この辺りは気をつけてもって行くことにしました。

ポーチをつけないで、ランパンとかのポケットに入れて走るということも考えたのですが、これは走ると揺れが激しくなるので却下しました。

ほんとに軽いジェルをひとつ入れただけでも違和感が半端じゃないのです。

こういうことは事前に練習で試走して確かめたほうが良いと思います。

というわけで、事前準備はこんな感じですね。

当日は、ホテルで食事を済ませて、夜20時30分に就寝しました。
しかし、壁が薄かったのか、隣の人たちの声が聞こえて、全然眠れませんでした(゜Д゜;)

実際はたぶん2時間くらいしか寝れませんでした。

当日の朝

当日は2時におきて、軽く朝食をとり、足にテーピングをしました。

私は膝とふくらはぎにしました。

今回大会で初めてテーピングをしたのですが、だいぶ良かったと思います。

特に膝は効いた感じがあります。

富士五湖のコースは、序盤くだりが続きます。

膝にテーピングをしていると、くだりでも変にスピードが出ず、制限してくれる感じがあり、効果が高いです。

テーピングをしたあとは、すぐに荷物をまとめて出発しました。
昨日受付をした「富士北麓公園体育館」です。

到着したのは午前3時30分くらいです。スタート1時間前ですね。

車の駐車スペースはまだ余裕があり、すぐに駐車できました。
富士北麓公園体育館の駐車スペースはだいぶ広かったです。

まだ深夜なので、周りは真っ暗です。
小雨が降っていたので、寒く靄がかかっている状況でした。

駐車した後は、3つの袋に分けた荷物を預けに行きました。
ここは少し混みましたがスムーズにいけたかと思います。

そして、いよいよスタート地点に向かいます。
スタート順は112kmの部からスタートでしたので、私は4時30分スタートでした。

周りは真っ暗なのに、この会場だけは凄い熱気でしたので、なんだがギャップが凄かったです。

靴の紐を締めなおしたり、軽くストレッチしたりしているとあっという間にあと5分でスタートすることになりました。

私は後ろのほうに並んでスタートを待ちました。
112キロ部門の参加人数は1000人くらいなのでそれほど長い列にはなりません。

そして、いよいよスタートです!

レース序盤 ~スタートから30kmまで~

スタート前のレースプランはこうでした。

「確実に後半ペースが落ちるから、なるべく序盤でタイムの貯金をつくろう。」

ただし、飛ばしすぎない。

1km 6分くらいのペースで行くこと。

・1km8分ペースが完走の制限時間14時間30分を切れるペースなので、後半ペースが落ちたとしても、1km8分以内で走ろう。

特に頭に入れていたのは、キロ8分というペースです。

この8分を超えてしまうと完走ペースよりも遅いということになってしまうからです。

富士五湖では、2.5キロごとにしか標識がないため、私は5キロ40分を切れるようにすることを頭に入れて走っていました。

そうです、今回の目標は完走だからです。早く走ろうなんて思っていません。とにかく完走したかったのです!

スタート直後、ちょっと混みあった関係で、1キロ6分30秒くらいで走っていました。

正直私の感覚では、キロ6分くらいかなーと思いながら走っていたのですが、実際は6分30秒だったので、ちょっと調子が悪いのかなと思いました。

序盤は暗闇の中、ひたすら集団で走っていく感じです。
ヘッドライトをつけているランナーもいるくらい、辺りは暗かったです。

そして、小雨も降っておりモヤっていました。

ただ、辺りはとても静かで走りに集中できました。

これから100キロ以上走ることになるので、テンションもあがっていましたし、まだ序盤ということもあり体が元気なため、スピードをあげるのを抑えながら走っていくという感じでした。

富士五湖は規制されていない一般道路も走るため、信号待ちがあります。

私も何度か赤信号につかまり、とまりました。

これはもうしょうがないのです。

このときみなさんは、屈伸したり脚を伸ばしたりしていました。
私も寒くて脚がつるといけないので、ストレッチを毎回していました。

エイドも5キロ1箇所くらいのペースでありました。

普通のエイドですね。水やスポーツドリンク、梅干やおにぎりなどありました。

私はとにかく序盤で貯金をつくり、後半楽して走りたいと思っていたので、エイドでは立ち止まらず、すぐに出発する感じでした。

ポーチで入れていたジェルやタブレットですが、私は5キロ毎に食べていました。

長丁場になるので、栄養は切らさないように気をつけました。

結構、ランニング用のジェルって薬みたいで、あんまり美味しくなく、5キロに一回食べているので、胃も寄せ付けなくなってきます。

それでも、無理して口にいれました。

あと、トイレですね。

序盤何箇所かトイレがあります。
人が並んでしまうトイレとか、まったく並ばないでいけるトイレとかあります。

私は並ばずにトイレにいけました。

コツは、なるべくスタート地点から遠いトイレに行くことだと思います。

意外とスタートしてからすぐにトイレに行きたくなるランナーが多いようで、スタート直後に設置されているトイレは並びます。

そこをちょっと我慢して、次のポイントまでいければ並ばずに用を足せます

あとは、コースが直線なので、トイレがありそうであれば、どれくらい人が出入りしているか前から確認することが大事ですね。

やはり記録をかかっている以上、時間を無駄にできませんから。

さてさて、このような感じで序盤は、キロ6分くらいでいけたと思います。

脚もまだ生きていました。
とても気持ちがいい中、走れたなという記憶です。

地獄はこれからですね(゜Д゜;)

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レース中盤 ~30km~60kmまで~

この中盤は、きつかったです。
いや、後半のほうがきついんですけど、この中盤はまだ貯金を作らないといけない距離でしたので、脚が疲れている中、一定のペースを保たないといけなく、とにかく耐えてました。

耐える区間ですね。とにかく耐えろです。

まず、通過の40キロで、こう思いました。

「ああ、フルマラソン走った。あと2回フルマラソン走ることになるんだ」

実際にはそんなないんですが、感覚的にはこういう感覚です。

距離がちょっと絶望的に思えてきます。

あと、私は練習で長くても35キロまでしか走ったことがなかったので、これ以上の距離は不安がありました。

フルマラソンは3回走った経験があるのですが、それはもう1年前くらいの話しなので、40キロ以上になると、ちょっとそれは恐怖すらありました。

案の定、40キロくらいで脚がだいぶ死んでいました。
太ももの裏に違和感があったり、上半身がなんだか痛いのです。
大胸筋あたりと、腕をふっている肩の部分あたりです。

これはまずいなーと思いました。

この時点(40キロ時点)で貯金はだいぶあったのですが、(確か1時間以上はありました)そもそも走れなくなったら貯金もクソもねーなと感じていました。

そこで、まず50キロの荷物受け渡しポイントまで、とにかく楽に走ろうと考えました。楽に楽に。

脚と体全身の疲れを取る感じで、楽に走ろうと。
貯金のことは意識せず、楽に。

もう自分を洗脳する感覚です(゚∀゚)

キロ6分30秒くらいのペースで10キロくらい走り、1回目の荷物受け渡しポイントにこれました。

ここにくると係員さんが、私のゼッケン番号を見て、すぐに荷物を私くれます。

30秒くらいです。1分かかりません。

荷物受けで、荷物の受け取りに時間がかかるのではないかと、悩んでいる方がいらっしゃるかもしれませんが、富士五湖ではそんなことはありませんでした。

すぐに自分の荷物がきます。

荷物を受け取り、私は空いているスペースでしゃがみこみました。

しんどいぞと。

ここまで50キロ走っているわけですから、しんどくないわけないのですが、やっぱり改めてしんどいぞと。
そう感じました。

そして、まずはジェルを食べました。
ウィダーインゼリーを3吸いくらいしました。
半分も食べていないと思います。

なんだか食べる気力がなく、ゼリーも吸う力がなかったです。
ほんとにそれほどグロッキー状態でした。
先を考えると怖いくらい。。

あとは、上半身を着替えました。
肌着用にきていたTシャツとその上に着ていた、長袖用のシャツです。

これはスッキリしました。
少し生き返ったような気になりました。

あとは、ポーチで切らしてしまったジェルを入れ替えて、エイドからもらった暖かいコーヒーを頂きました。

このエイドからもらえる暖かい飲み物がとにかく救われました。

当日は小雨降る中、気温も低く、悪条件でしたので、そんななかこの暖かい飲み物はほんとうに力になりました。

なんやかんやで20分くらいいたと思います。
最後にトイレを済ませて荷物をまた預けて出発しました。

(このトイレは全然混みませんでした。来る時間にもよると思います。)

すると、どうでしょう。
脚がまったく動かないのです。

いやいや、20分も休んだんだから動くだろうと、思われるかもしれませんが、これが動かない。

痛いんです。脚が。すげー痛い。

先生、脚が痛いです。っていう感じです。

おそらく、今までずっと走ってきて(このエイドまで5時間くらい走ってます)急に止まったものだから、筋肉とかそっち系が、休憩しちゃったんじゃないかなと思いました。

ふと思いました。
そういえば、確かに、練習とかでもありました。

信号待ちかなんかで、走って止まって、また走ると、走り初めがなんだか重い感覚が。

要はこれのスペシャル級が来ているわけだと。

とすると、初めは確かに痛くて動けないかもしれないが、走っていれば治るかもしれない。

そんな思いで、私はゆっくり走り始めました。

そうです、もう走るっきゃない。

予想は的中し、徐々に脚が生き返ってきました。

生き返ってきてはいるのですが、脚の痛みは引き続きあります。

ただし、もう走るしかないため、脚の痛みと付き合いながら走りました。
次のエイドは70キロ地点にあるので、まずはそこを目標にしました。

50キロからはもう貯金を作る余裕がなくなっていたので、キロ7分くらいで走っていました。

なるべく走ろうと思っていたので、歩こうとはせず、ゆっくり走っている状況です。

周りのランナーを見ても、50キロを過ぎているというのに、歩いているランナーはほとんどいませんでした。

みんなすごいなぁと思いながら、私もとにかく走り続けました。
もう走るしかないのです。

レース終盤 ~70km~ゴールまで~

そうこうしていると、70キロエイドにつきました。
エイドにつくと、私は早速荷物受けをしました。

今回も1分くらいで自分の荷物が手元に届きました。
このスタッフさんの荷物受けの仕事が早くて助かりました。
ありがとうございます☆

70キロエイドでは、もう脚がパンパンで、胃もたれもすごく、固形物が喉を通らない状態でした。

鏡で確認してませんが、顔面蒼白だったと思います。

ですので、ゼリーを数口のみ、あとは暖かいコーヒーをいただきました。

上半身を着替えようと思ったのですが、その気力もなかったので、そのままにしました。

ただし、少し寒さを感じていたので、下半身にウィンドブレーカーを着ました。

あとから考えますと、このときにこのウィンドブレーカーを履いたのが正解でした。

このあと、夜を走ることになるのですが、気温も下がってきていたので、ここで履かなかったら完走ができなかったかもしれません。

実は替えのシューズも念のためエイドに置いておいたのですが、履き替えませんでした。

計測用のチップを交換する気力とパワーがなかったですし、何よりウルトラマラソン用のシューズ「ゲルカヤノ(GEL-KAYANO )」が良かったので、そのままいくことにしました。

▼asics(アシックス) ゲルカヤノ

ゲルカヤノは本当に良かったと思います。

これがなければ完走できなかったんじゃないかなと思うくらい貢献してくれました。

シューズのレビューをしていますので、良かったらこちらもご覧下さい♪

ゲルカヤノ20(GEL-KAYANO 20)ウルトラマラソン用シューズ レビュー

20分くらい休憩して、再び走り始めました。

この70キロ地点のエイドで、112キロの部の人と100キロ以下の部の人で別れることになります。

私は112キロの部だったので、エイドを折り返さず、奥へ進みました。

100キロ以下の部の人は、このエイドで折り返し、ゴールに向かいます。

エイドを出ると、やはりとにかく脚が動かなくなりました。
20分ほど休憩したので、脚も休憩状態になり、まったく動きません。
仕方なくキロ10分くらいのペースで進みました。

徐々に脚も走ることに慣れてきたので、スピードをあげていきましたが、それでもキロ7分くらいのペースでした。

途中、ランナーとすれ違うのですが、そのときランナーから、
「がんばれ!」とか「ファイト!」とか励ましの声をいただきました。

普通、沿道から声援をいただくと思うのですが、すれ違うランナーからたくさんの声援を頂きました。

感動しました。泣きそうになります。

みんなきついのに、人を励ますって素敵ですよね。

▼桜が咲いていました
チャレンジ富士五湖 ウルトラマラソン100キロ完走レポート

そんな声援をうけながら、走っていくと、少しづつ距離を稼げるようになっていきました。

とにかく走り続けます。
自分は走るロボットなんだと思いながら走りました。

80キロ~90キロくらいになると、脚の限界がきまして、いよいよ歩いてしまいます。

歩いたり走ったりの繰り返しで凌いでいました。
何を考えながら距離を稼いでいたのか、ほぼ記憶にありません。

とにかく前へ進めという想いで進んでいました。

90キロを過ぎると、ゴールを意識し始めました。

あと約20キロなんですが、もうゴールだという気になってきます。

実際はあと3時間くらい走ることになるのですが、90キロ代を見ると力がふつふつと湧いてきました。

この距離くらいになるとほぼ歩いていました。
頭では走らなくてはと思うのですが、体が動きません。

脚は当然動かないのですが、腕や肩の部分も動かなくなりました。

100キロを過ぎると、私の周りのランナーもほぼ歩いていました。
のこり5キロは登坂になるので、ほぼみなさん歩いています。

集団登校みたいな感じで、みんな一緒になってゴールを目指している感じです。

あたりはもう暗くなりました。
エイドで、反射用シールをはっつけてもらいました。
これがあれば車に轢かれることはありません。

残り1キロになると、会場が近いので騒がしくなってきました。

会場のアナウンサーが、ゴールするランナー一人一人の名前を呼び、励ましています。私も呼ばれました。

ゴールは、スタートで走った競技場になります。

沿道からの声援が熱く、ラストスパートをしたくなるのですが、私はもう限界が来ていたので、ヨチヨチ走りでゴールに行きました。

そして、見事ゴールテープを切ることができました。

時間は約14時間でした。
制限時間が14時間半なので、結構ギリギリです。

ゴール後はその場でメダルをかけていただき、タオルもいただけます。

このタオルはバスタオルくらい大きいので、今でも普通に使用しています。

風呂あがりとかにこのタオルを見ると、
富士五胡のきつさを思い出し、身が引き締まります。

そして、記録証もその場で発行していただけます。

▼完走メダル
チャレンジ富士五湖 ウルトラマラソン100キロ完走レポート チャレンジ富士五湖 ウルトラマラソン100キロ完走レポート

まとめ

今回は108キロ走りましたが、とにかくきつかったです。

体は動かなくなりましたし、途中ほんとに完走できるのか不安になりました。

ただし、とにかく前に進んでいれば、時間はかかるけれども、ゴールは出来るんだと実証できました。

今後のレースの励みになる大会となりました。

そして、何よりランナーからの声援はとても救いになりました。
声援てやっぱり力になるんですね。

声援のありがたみと力を実感でき、大変有意義な大会になりました。

ありがとう富士五湖!!

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