部活を辞める時は、入部する時よりも数倍緊張します。ですが、話し始めてしまえばあとはあっという間に時間が過ぎますので、余計なことは考えずに勇気を出して話しをしましょう。
どうも、せごまるです。
私は高校1年の夏に陸上部を辞めました。
陸上部の顧問の先生は、とても怖い方だったので、部活を辞める時に何て言って辞めようか悩んだものです。
“高校1年の夏”といったら入部して3ヶ月足らずですからね。。
辞めるにしても早すぎる時期でした。
今回は、そんな私がどんな風に部活を辞めたのかを紹介するとともに、部活を辞める理由やこんな辞め方が良いのではないか、というパターンをご提案したいと思います。
これから部活を辞めようと思っている人の少しでも参考になれば幸いです!!(゚∀゚)
ちなみに、前回の記事で「部活を辞める前に考えておいた方が良い事」を書きました。
まだ辞めるかどうか悩んでいる人は、そちらの記事をまずはオススメします。
関連記事:【部活を辞める前に考える事5つ】後悔せずにスッキリ辞める方法
それでは、いきましょう!!
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部活を辞める理由や切り出し方5選
部活を辞める理由は、多かれ少なかれこの5つのパターンに集約されると思います。
まずはそちらを一覧で挙げます。こちらです。
■部活を辞める理由
—————
・別の事をしたいから辞めたい
・練習が厳しいから辞めたい
・活躍できないから辞めたい
・先輩などの人間関係に疲れたから辞めたい
・経済的に厳しいから辞めたい
—————
ひとつずつ説明したうえで、どれが1番オススメの理由かを発表したいと思います。
部活を辞める理由1:別の事をしたいから辞めたい
まずは、こちらです。
「別の事をしたいから辞めたい!!」
私が高校生の時、顧問の先生に伝えた理由がこれです。具体的には、受験勉強に取り組みたいため、陸上部を辞めたいと言いました。
私が通っていた陸上部は強かったので、とにかく練習が多く時間を取られていたんですね。
とてもじゃないですが、部活をして家で勉強をして、また朝早くに部活に行くという生活が耐えきれませんでした。(文武両道をできる人はいますが、私にはとても無理でした)
ですので、時間を確保したくて辞めました。
このブログを見ている人も、この理由でやめたいと思っている人がいるのではないでしょうか。
でも、この理由って結構突っ込まれるんですよね。
「部活辞めて何をするの?」
とか、
「練習がきついから辞めたいんじゃないの?」
とか、
「他の生徒はみんな勉強と部活を両立しているよ」
とか。
理由としては真っ当な理由なんですが、周りや顧問の先生から質問されてしまいます。実際私も仲の良い部員や先輩から質問された事を覚えています。
そんな質問に対しての無難な回答としては、私が使ったように
「受験勉強に専念したいです!」とか「他の生徒は両立できても、私にはできません!!」
がオススメです。
特に中学生や高校生であれば、ほとんどの人が受験勉強をすると思いますし、部活をやっている人達の中にも、頭の中には「私も受験勉強しなきゃ」と思っているので、周りも納得しやすいです。
「あっ、受験に専念するんだね。そっか(それじゃあ何も言えないな。。。)」
という感じになります。
部活を辞める時にこの理由を使うのであれば、その後に想定される質問の答えも用意して言うと良いです。
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部活を辞める理由2:練習が厳しいから辞めたい
続いてはこちらです。
「練習がきつくて、ついていけないから辞めたい!」
理由としては、カッコ悪いですが、非常にシンプルで分かりやすいです。
ただしこの理由は、顧問の先生や先輩に引き止められやすいです。
私がいた陸上部でも辞める人が多くいて、この理由を告げた人がいたのですが、やはり止められていました。
理由は簡単で、
「練習を軽くすれば辞めなくても良い」
というロジックが成り立ってしまうからです。
基本的に顧問の先生や先輩は辞める人を止めにきます。
特に部員が少ない部活ですと、人数が非常に大事になってきますし、部員が次々に辞めていく部活は残っている部員のモチベーションも下げてしまいますので、顧問としてはなるべく辞めさせたくないんですね。
ですので、この理由は止められてしまう要素があまりにも高いため、オススメしません。
それでも、正直にやめる理由を伝えたいため、この理由を言いたいのであれば、上記のような質問の回答を用意しておくことをオススメします。
そうしないと、顧問の先生に説得されてしまい、辞める事が無かったことになりかねませんので、きちんと想定質問を考えて伝えるようにしましょう。
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部活を辞める理由3:活躍できないから辞めたい
続いては、こちらです。
「レギュラーに全然なれないし、活躍できないから辞めたい!」
この理由もよくあるパターンだと思います。
レギュラーになれないと試合にも出れないですし、強い部活であればマネージャーに回されてしまう可能性もありますからね。
私のいた陸上部に長距離の先輩がいたのですが、その先輩はこの理由で辞める事を告げていました。
その先輩は、怪我をしてしまい後輩にもタイムを抜かれしまって、顧問の先生からマネージャーになるように勧められ、結局マネージャーになったのですが、1ヶ月ほど経って、この理由で辞める事を告げていました。
本人からしたらまだ選手として長距離を続けたかったのでしょうが、屈辱の連続で辞めるに至ったのだと思います。
この理由も、真っ当な理由なのですが、顧問の先生から引き止められやすいです。
引き止められるフレーズとしては
「控えでチームを支えてほしい」
とか
「マネージャーとして助けてくれないか」
とか
こんな事を言われてしまいます。
断るとチームのみんなを裏切った形になりかねないですので、個人的にはこの理由はオススメしません。
練習が厳しくて辞めることと同じで、説得されることを想定して伝えましょう。
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部活を辞める理由4:先輩などの人間関係に疲れたから辞めたい
続いては、こちらです。
「人間関係に疲れたから辞めたい!」
この理由で辞める人は、実際はなかなかいないと思いますが、辞める理由のパターンとしてはあると思います。
リスクが高いため、私はこの理由をオススメしません。
理由は簡単で、部活を辞めても部員達との確執が残るリスクがあるからです。
「誰が嫌いだったんだ?」
とか
「顧問の先生とそりが合わなかったのか?」
とか、ある事ない事言われてしまいます。
ですので、本音がそうだとしても、この理由で部活を辞めたいとは言わない方が良いでしょう。
本音を言わないという点では、会社員が会社を辞めるケースと似ていますね。
会社員の人が会社を退職する理由として上位になるのがこの人間関係ですが、実際に会社員が会社を辞めるときは「上司と反りが合わないので辞めます!」なんて言って辞めません。
「キャリアップをしたいから」とか「他業種で経験を積みたい」とか前向きな理由を言って会社を辞めます。
要は、実際に心で思っている事と、世間に公表することは違うということです。
どちらが良いかどうかは個人の価値観によりますが、社会生活として本音を言わないで建前の方が良くなるケースはたくさんあります。
この部活を辞めるときも建前を優先して言ったほうが良いと個人的には思います。
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部活を辞める理由5:経済的に厳しいから辞めたい
続いては、こちらです。
「家の事情で経済的に続ける事が難しいから辞めたい!!」
この理由は、誰からも文句が言われないですし、部員達との問題も残らない理由のため、オススメできます。
私の周りでは、この理由で辞めた人が多いです。
部活は遠征費や、備品などでお金がかかりますからね。
そのお金が払えないという事であれば、顧問の先生も何も言えません。むしろ、守ってくれると思います。
ただ、部員達から
「貧乏なんだ・・・。」
と思われるかもしれませんが、そう思う部員は本当の友人とは言えないと思いますので、縁を切って良いと思います。
実際にお金の問題で、部活を続ける事ができないのであれば、この理由を正直に伝えれば良いと思います。
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まとめ:部活を辞める時の1番オススメの理由は?
さて、これまで5つの辞める理由のパターンをご紹介しました。
結局、どれが1番オススメかと申しますと、ズバリこちらです。
「他にやりたい事があるから辞める」
です。
なんだかんだ言ってこれが1番オススメです。
前述した通り、辞める時は顧問の先生や先輩が引き止めに来るため、色々と質問されます。
その質問に対して、最も理路整然と回答できるのがこの理由だからです。
「やりたい事は何?」と聞かれたら、自分の本音を伝えれば良いです。
例えをあげるのであれば、以下のような回答が良いと思います。
「受験勉強に専念したい」
「アルバイトで家計を助けたい」
「他のスポーツをやってみたい」
といった理由に繋がります。
この理由の良い所は、顧問の先生を説得しやすい点もそうですが、辞めた後も部員の人達と仲が悪くならずに辞める事ができる点です。
辞めてしまうという事は、
「誰かが悪いことをしたんじゃないのか?」
と思われてしまう可能性がありますが、この理由は誰も傷つけずに自分の責任で辞める事ができます。
ですので、部活を辞める理由としては、1番オススメです。
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社会人の方であれば分かると思いますが、多くの社会人がこの理由で会社を退職しています。
「他の企業で自分の力を試したいから転職したい」
とか
「今までは不動産業界でずっとやっていたけど、全く新しいIT業界にチャレンジしたい」
とか、こんな理由で会社を辞める人が多いのですが、これらの理由は「他にやりたい事ができたから辞める」とイコールだと思います。
誰も傷つけずに、説得されてもきちんと回答できるからだと思います。
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部活を辞める時に言わない方が良い理由
部活を辞める時の理由は上記に述べた通りですが、逆に言わない方が良い理由を述べておきます。以下の通りです。
■部活を辞める時に言わない方が良い理由
———-
・誰々が嫌い。(顧問、先輩、同期などが嫌い)
・つまらなくなった。やり甲斐がない
・もともと続ける予定はなかった
———-
これらの理由は、引き止められる理由ですし、辞めた後にもトラブルになりかねないので辞めた方が良いでしょう。
特に人間関係のトラブルを辞める理由にすると、教育の一環として、仲良くするように指導される場合があり辞めれなくなります。
怖い顧問の先生になんて切り出したら良いか
さて最後に、辞める時の話しの切り出し方について語りたいと思います。
そもそもどのタイミングで顧問の先生に伝えれば良いのか悩んでいる方がいると思います。
参考になるかわかりませんが、私がやった切り出し方をご紹介します。
■部活を辞めるまでの流れ
・仲の良い先輩に伝える。
・その先輩から部長に伝えてもらう。
・部長と面談する。
・部長から顧問の先生に伝えてもらう。
・顧問と面談する。
・正式に辞める事になる。
とまあ、こんな感じです。
私は直接顧問の先生には言わずに、仲の良い先輩に言いました。
日頃からお世話になっている先輩にまずは話した方が良いと考え、顧問ではなく先輩に伝えました。
そしたら、知らないうちに部長と顧問に話しが伝わっていまして、上記の流れになりました。
最初に顧問に話すべきだったかもしれませんが、最終的には部員全員に知らされるので、私は近くの先輩から伝えました。
私は仲の良い先輩がいたので良いですが、これから辞めようとする人の中には、仲の良い先輩がいない人もいるかもしれません。
そういった場合は、勇気を出して顧問の先生に直接言うしかないでしょう。もしくは部長に伝えます。
伝え方としては、顧問なら顧問の先生と2人きりになれる場所を作った方が良いです。
学校の休み時間に訪ねるのか、もしくは部活が終わった後に時間を貰った方が良いです。いきなり顧問の先生に「辞めたいです」と言うのはきついという人は、まず顧問の先生に「すいませんが、明日部活終わったら5分ほどお時間いただけませんか?」と言って、時間をいただくアポを取ると良いです。(会社員が会社を辞めるときは、まさにこの形で、まずは上司の時間をとることから始まります)
顧問の先生に話しかける時が1番緊張する時だと思いますが、話さないと前に進まないため、頑張って勇気を出して想いを伝えましょう!
きっと心がスッキリするはずです。
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友達と一緒に部活を辞めることを告げるのはありか
勇気が出ないので、友達と一緒に部活を辞めることを告げるのはアリでしょうか。
私はアリだと思います。辞める事ができれば何でもアリとは言いませんが、辞める友達も辞めたいと本気で思っているのであれば、それを一緒に告げることは何ら問題がないと思うからです。
実際に私がいた部活でも、友達と一緒に辞めていった人達がたくさんいます。
勇気がでないなら、友達と一緒に告げることを一つの手段として考えておいた方が良いかもしれません。
ただし、その友達がバリバリ部活を続けたがっていたらダメです。そのあたりの想いは、日々友達と接して判断するしかないでしょう。
部活を辞める事が成績や内申に影響するのか
これは私が教師をしたことがないので、何とも言えませんが、影響は少なからずあると思います。
特に、その部活のエースとして将来を期待されていた人や、実際に成果を残していた人であれば、ショックや影響が大きいので、顧問をしていた先生からすると良い気分ではないはずです。
ですので、成績やあなたに対する対応について、少なからず変化が生じると考えておいた方が良いでしょう。
ただし、私からすると、部活で取られる時間や苦労は相当なものですので、仮に少し成績が落ちようが本当に嫌ならばすぐに辞めた方が良いと思います。
嫌々やっていても、他の部員に失礼ですし、何よりも自分の時間が無駄ですからね。
学生時代の時間は本当に貴重です。社会人は入社して3年間は我慢しろと言いますが、私は社会人でも辞めたきゃすぐ辞めろと思います。
理由は、次の新しいステージに早く慣れたほうが良いに決まっているため、環境を変えるなら早く動いたほうが良いと思うからです。
まとめ
部活を辞めるときの理由や切り出し方について、紹介しました。
繰り返しになりますが、辞める理由としては、受験勉強など他に集中したいことができたので辞めると告げることが無難で良いと思います。
間違っても他の人が嫌だからとか、つまらないといった他者を批判するような理由で辞めないことです。
部活を辞める時は、勇気がいりますが、その勇気を使う時間は、顧問や部長に話しかける一瞬ですので、頑張ってその一瞬だけは勇気を出しましょう。
勇気が出ない場合は、友達や同じ部員に声をかけるなどして、他の人の協力を仰いで辞めるのも一つの手だと思います。
今回の記事が少しでも助けになれば幸いです!
それではまた!
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